多度津から宇多津の郷照寺へぬける八十八ヶ所の道筋を横切って、まっすぐ南北に丸亀湊からこんぴら街道が走っている。
往時の繁盛ぶりは偲ぶべくもないが、この街道とその一帯は私達の「遊び場」であり、毎日トンボ釣り、川かに取りに明け暮れた場所でもある。
表筋には「
いわゆるこんぴら参詣道と生活道路が一緒になった町並である。
今回の企画『ちょっと寄り道こんぴら街道』は、「そんな町が大好き」な人達が町の古い史蹟、寺院、商店を再発見して、町全体の活性化の一助にと計画したものである。普段見慣れた町をユックリ一人一人の身近なところで歴史を感じて戴ければ幸いと思う。
こんぴらさんへの道しるべ協議会 会長 曽川 昭男
歴史の道「こんぴら街道」をぶら〜りまち歩きしてみませんか?
こんぴら参りが伊勢・京参りとともに庶民の三大行事としてにぎわった頃、こんぴら船に乗って丸亀湊に上陸した人々は、現在の丸亀・善通寺・まんのう・琴平のまちを歩いてこんぴらさんを目指しました。多くの参拝者が親しんだこの「こんぴら街道」には、よく見ると、今もちょっと素敵なスポットが隠れています。
ときには、気の向くまま少し足をのばしてみたり、そこに住む人たちのお話に耳を傾けてみたり・・・。「みちくさナビゲーター」が歩いて出会った“わたしのとっておきスポット”をご案内します。さあ、いっしょにイイモノ探しの旅に出かけましょう。なんだかホッとする時間のはじまり、はじまり。
「一生に一度は、こんぴらさんへ」と金毘羅参りが盛んになったのは、江戸中期以後のこと。丸亀、多度津、高松、阿波、伊予・土佐街道の金毘羅五街道のうち、最も栄えたといわれるのが丸亀街道でした。丸亀湊からこんぴらさんへと続く街道には、多くの丁石や道標がたてられており、今もなお昔の風情が感じられます。
代参犬
むかしむかし、こんぴらさんには、参拝したくても叶わないご主人様に代わって飼い犬がお参りに来ていました。犬は“こんぴら参り”と記した札と道中の費用、初穂料などを入れた袋を首に巻き、いざこんぴらさんへ。旅人の手から手へと託され、無事お役目を果たしたそうです。この「こんぴら